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数奇な運命をたどった後、浅間に帰ってきた故中沖初代理事長のCB500Fも搬入されます。
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「世界でたった1台きりの自分だけのマシンが欲しかった。」と、その著作にもあるこのCB500F。自身のデザインによる外装は、かの「紀一と博FRP研究所」の最初の作品。エンジンはポップヨシムラのおそらく日本で最後の作品。と、うれしそうに語ってくれたことを思い出します。
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このバイクを磨かせていただき、細かいところをあらためて見ることができましたが、あちこちにちりばめられた凝ったモディファイにはまいりました。
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当時は珍しかった後付けのオイルクーラーへの取り出しになるオイルフィルターの固定ボルトにワイアーロックがしてあったり、フロントに移植されたダブルパネルのドラムブレーキのためのワイヤーの取り出しとかね。
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通常の作業の他に、中沖さんが生前執筆のため等で集めておられた資料を、記念館の一角にスペースを造って保管する。と言う作業を足柄支部を中心にした別のチームが平行してやっています。
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2日目は運送業者による中沖資料の搬入(重量にして数トンになる膨大なもの。)があるので、どちらの作業もいつもより早い時間から開始です。
今回のメインテーマは、「浅間から世界へ、YDSとその系譜」。前回のホンダに続き、ヤマハの250スポーツ。
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センターを飾るのYDS1が、最後に搬入されてきました。脇を固めるのが、原型となったYD1と、後継機種のYDS2。
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さらに、輸出メインのR1と、直系としては最後のモデルになる「デスロク」という構成。
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やっぱりヤマハのバイクは綺麗ですよね。YD1なんて実用車なのにこの形。
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ところで、お昼は毎回コンビニ弁当なのですが、今回は。富山支部からホタルイカを山ほど差し入れていただきました。酢味噌で食べるととっても美味。ごちそうさまでした。
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午後からは、最後の一磨きと、車両の固定作業。同時にフロアの清掃とワックスがけが始まります。
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一番地味な作業が、一番時間のかかる作業です。
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車両に説明看板を配置、オイルパンをセット。寿命の来た照明を交換するなどして、作業完了。
出来たらネットだけじゃなく、ぜひ現地までお越し下さい。此処では解らない新たな発見が、きっとあなたを待っていてくれるでしょう。
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