トーハツ ランペット車椅子 1961年
群馬県渋川市の隣にあった子持村(現・渋川市)で、下肢障害者職員が使用する公務連絡車として製作された車両。山道の多い同村内を巡回するには、電動車椅子や障害者用自動車のない当時は、エンジンをもつバイクを利用した車椅子が必要とされた。
エンジンを使用しない場合と、後進用に手回しハンドルが設けてある。ブレーキも前後とも手動、上半身のみで全て操作できるように工夫され、松葉杖も収納できるようになっている。この車椅子のベースになったのは、トーハツ・ランペットで、56ccエンジンは、6,700rpmで4.5馬力を発生する。